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連結の定義

ホリエモンが逮捕され、ライブドア騒動は更にエスカレートを続けていますが。結局のところ、海の向こうのかの国で起きたエンロン騒動と同じ問題が取りざたされているということなんです。それは何かという、特別目的会社(世間ではSPCとかSPVとか呼ばれていて、今回のライブドアでは投資事業組合という入れ物のことになる)が上場企業の決算に連結するか否かという判断である。

正直なところ日本の会計基準はこのSPCなどの連結基準については全くはっきりしない。というか、ふざけた決め方をしている。実質的に支配してたら連結対象としているだけなのだ。まあ、もちろん色々なスレッシュホールドはあるのだが、それにしても曖昧である。

アメリカの会計基準はエンロンとワールドコムの問題を受けて、SPCの連結については2003年末に相当厳しく且つ又細かい規定ができた、いわゆるFAS94とARB51で、ここでvariable interestという概念を導入してSPEの連結について片をつけた。

ライブドアが同じようなことをする1年前にUSGAAPでは片が付いた問題を日本の会計基準では放置し、現在に至るまでもSPCやらSPEの連結についての明確な指針は打ち出されていない。投資事業組合だけでなく、これだけ沸騰している不動産市況を支える匿名組合のストラクチャーについても日本の会計指針はどのように連結を規定するか明確なルールを持たない。これを利用し(これがライブドアなら濫用しと形容されるのだろうが。)多くの不動産関連の上場企業が負債をオフバラし、都合の良い局面で匿名組合で投資している案件の利益を自らの収益に取り込み、外部成長のシナリオを描いて高い株価を維持している。

これってライブドアが投資事業組合を通じて行ったこととどこが異なるのでしょうか?私には全く同じことに見えます。もしライブドアが偽計ならば世に言う新興上場不動産会社は等しく同じ謗りを受けるべきだと思うのです。

個人的にはこんなに込み入った話をなぜ検察が穿り出して逮捕までしなくてはならないのかという点には個人的に全く納得がいきません。少なくとも、日本の会計士協会、日本版SEC、東京証券取引所、引受証券会社は、この特別目的会社などのVehicleの連結問題を放置していたという点において、ホリエモンが負うことになるであろう責任と同じ責任を投資家に対して負わなくてはならないと思うのです。

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Comments

はじめまして、素人のコメントで失礼します。
匿名組合によるオフバランスの問題は、竹中大臣(鉄人28号)の操縦士である本間先生(正太郎老人)以外、東証をはじめ気がついていないのではないでしょうか。じゃあ、なぜエンロン以来日本でほっていたかというと、経済再生のためミニバブル(株、リート等)を起すには、どっかでオフバランスには目をつぶらないと、単純な日銀の量的緩和だけでは動けない(そもそも、銀行が公的資金がはっている状況ではよけいに。)わけで。
今回、この匿名組合のオフバラの問題をだれが日本で鈴をつけるかということで、検察から入ったのはすごい下手糞な官僚組織だとおもいます。海外からみて、金融関係の監督官庁が一杯あるし、公認会計士協会等の組織もあるわけですから。
この1年、協会等で問題提起し騒ぎを大きくしてから手をつけても、日本の景気、世界の景気の観点から大事だとおもうのですが。東証のシステムもこの間に手を打てるわけで。某所のコメントで書きましたがJOCXが取締役を引き上げたのも経済会の長老組みとしては下手糞ですね。

検察があぶり出したかったのは、ライブドアがさまざまな手段で投資家や市場を欺き、愚弄したことであり、会計制度の不備という矮小な問題じゃないのでは?

「匿名組合で投資している案件の利益を自らの収益に取り込み」という程度なら連結制度の解釈の問題ですが、ライブドアの場合、自社の新株の売却益を事業の売上げに還流させていた。損益ではなくバランスシートそのものの操作を企図していたわけで、粉飾の悪質さ、資本市場への悪影響は格段に大きいでしょう。

経営難の新興上場企業に株式百分割が横行したことなど、ホリエモン的手法が株式市場に引き起こしたモラルハザードの大きさも、捜査の動機になって当然だと思います。容疑は妥当で、逮捕は証拠隠滅や口裏あわせの恐れがあったからでしょう。

金融当局が連結基準の問題を放置してきたことは腹立たしいですが、それと検察の捜査は別問題。捜査の独立をもっと尊重しないと、民主主義がいまよりもっと悪くなりますよ。ネット上でホリエモンの犯罪を過小評価し、捜査を批判する意見を見ると、「ああ、この人はホリエモンと同じ考え方の人なんだなぁ」と思ってしまいます。

>検察があぶり出したかったのは、ライブドアがさまざまな手段で投資家や市場を欺き、愚弄したことであり、会計制度の不備という矮小な問題じゃないのでは?

どっちかって言うと、そっちのが重大な問題じゃね?
ライブドアなんてちょっと調べればしろうとでも雲散臭いことくらい分かる訳で。そんなの大した被害じゃない気がするが。

耐震偽装についてもそうだが、問題が表面化するまで時間が掛かり過ぎる点。制度の問題って責任が曖昧なのもなあ。

今回の逮捕にしても国策捜査の臭いプンプンなのにあまりそういうこと言う人がいないのも気になるけどね。

>検察があぶり出したかったのは、ライブドアがさまざまな手段で投資家や市場を欺き、愚弄したことであり、

検察の仕事って何でしたっけ?

欺かれたり愚弄されたりする投資家が損をするのは至極当然のこと。

ライブドア株を買った連中や、上場させた連中が痛い目を見るべきであって、ホリエモンに罪は無いよ。

>ライブドア株を買った連中や、上場させた連中が痛い目を見るべきであって、ホリエモンに罪は無いよ。

罪がないかどうかは別として、ライブドアのホームページのコンテンツのしょぼさを知ればあの会社に投資しようとはまず思わないんじゃないか?
本業を頑張らなかったり社長が贅沢三昧している会社の先が長くないことは企業融資の常識。
中小零細のみならず急成長の上場企業でも一緒だということだ。
しかもエンロンやワールドコムなどの他山の石があるのに踊らされたんだから愚かとしか言いようがない。
デイトレならともかくあの株を長期保有しようとは思わなかったよ。(かくなる私も遊びで一株だけ買ったことはあるが)

どっちにしても別件で捕まえて全部押さえつけてから罪状つくろうって魂胆がよろしうないですよ。こんなん常習化されたらまともに生活できないですってば。

もっと言うと鯖押さえる前に手に入れたメールの入手経路とかつついたら検察だって違法すれすれのところで証拠集めてる可能性が非常に高い。

なんでみんなそこを突付かないのかという事のほうが問題っす。どっかの国の盗聴疑惑のほうが一応の透明性が確保されていてよっぽどマシです。

 証券取引等監視委員会は放置していなかったようですね。
 それと以下はいくつかのコメントに対するコメントですが、特捜部が強制捜査に着手するということは相当の根拠と慎重な証拠判断の上にたって、起訴を前提に着手しています。
 言い換えれば起訴できるという高度の見通しのもとに着手しているということです。
 そして、起訴するということは特捜部の判断が弁護士と裁判官の厳格な批判に晒されるということです。
 これで起訴できなかったら特捜部はどんな批判も甘んじて受けなければなりませんが、起訴したら起訴したでやはり検証は受けるのです。

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